こんにちは。今、元気ですか?大人になって、卒業文集を懐かしく開いてるところじゃないかな?今日は未来の自分、つまりあなたにいまの自分を伝えようと思うんだ。最後まで読んでくれよ。
Read─読書
この頃ようやく本を読むのが好きになったんだ。昔は、趣味は読書とかいう奴を軽蔑してたもんだったのにさ。そこでさ、覚えてるかと思うけど、読書のきっかけが、『罪と罰』。これをある程度の期間で読み切ったときはうれしかったんだ。学校でもはやったよ。僕が吉田君に貸したんだぜ。えっ覚えてる?で、それから今、ロシア文学に入ろうとしてるところさ。高一のうちに『戦争と平和』を完読するんだ。えっ挫折した?そんなぁー。ようし運命を変えてみせる!(なんのこっちゃ)
Average─平均
どうしても気になっちゃうんだよな。平均点。平均点は確かに目安だとは思うけど、それより上だと良い成績、下だと悪い成績だと漠然と決めつけてしまうんだよな。自分で。これだと、平均点より一点上と下でも、感じ方が大きく変わる。よーく考えたら変だよね。そういえば、平均点にとらわれた考え方は広く蔓延していて、偏差値がそうだよね。その試験を受けている人のなかで自分がどのくらいの位置にいるかを知ることができるけど、それはその試験を受けた人のなかで、だから結構あいまいだと思うよ。今の自分には、どうして偏差値が高いと勉強ができると言えるのかが詳しくは分からないな。あなたはもう分かっているのかな。この後学歴社会はどうなるのか知りたいけど、これは一方通行だからできないや。
Desire─願望
いつだって願望は持っているものだよね。そうでしょう?どんなのだってあるよ。物であったり、金であったり、恋であったり。そっちではどんな願望を持っているのかな。でも絶対たくさんあると思うな。人って願望をかなえるために生きてるんじゃない?常に自分のしたいことをしているんだと思う。そんなことはない。苦しんでいる、という人がいるかもしれないけど、そんな人も自分の願望に向けてするべきことをしてるっていうかそういう意味でみんなしたいことをしてるんだと思う。
Uniform─制服
僕は今のところ、三年間私服でやってきて別に不便はなかったな。昔、制服をとても嫌っていたときがあった。というのは、日本の制服制度のことなんだけどね。軍服のなごり、とかいって、何で決められたものを着なくてはいけないのかって考えてた。校則問題の一部として捉えてたんだ。でも、今はそう思ってないんだ。制服でもいいんじゃないかって。今、大人になってこれを読んでるあなたは制服を着る職場にいますか?制服という言い方がかたいイメージを持たせているのかもしれないね。ユニフォーム。こういえば、ほら、体育祭のとき作るTシャツみたいにさ、みんなが同じ物着る楽しさみたいなものが伝わってくるような。私服の学校だからってわけじゃないよね。ちなみに女の子が制服着てるのがなんで男性にとって魅力なんだろうね。やっぱり男性の深層心理の中に女性を束縛したいってのがあるんじゃないかな。適当なこと言ってるけど。
Activity─活動
中学生のときからもう文化祭活動というものに魅かれている。高校でももちろんやるつもりで、絶対オレらの期の文化祭は完璧にしてやるって思ってるんだ。それは文実みんな思ってることだけど、なんか文化祭の実行ってやっぱりでかいアクティビティーだと思うよ。絶対、高校時代を充実させられると思う。そして大人になっても誇れると思うんだ。そうでしょう?やっぱり文化祭は筑駒の一大イベントだから。みんな熱心にやるから。だから面白いんだよな。いい活動を選べてよかった。
Taste─趣味
僕は趣味多彩です。あえて聞かないけど、大人になってもそうに決まってる。ここには全部書けないと思う。書いてるうちにどんどん広がりそうだもん。趣味多彩っていうのはなんにでも興味を持って、実行するってことだね。ちょっとだけ書くと、今の趣味は、スポーツ、文房具、音楽鑑賞、ワープロ、ベース。この前の句点を付けるのは大変だった。まだまだあるもんねぇ。僕からすれば趣味って多いほうが面白い。多けりゃいいってもんでもないけど多いほうが生活に幅ができるっていうか、これからの人生が広くなっていくような気がするんだよね。芸は身をTUSK。おそまつ。
Entrance─入学
さて、僕は高校に入学します。同じ敷地内の学校だから環境はほとんど変わらない。それでも気持ちを変えなきゃいけないんだから結構大変だなあ。これからどうなっていくのだろう。未来のあなたは知っているのだろうけど。さて、中学校卒業時点の僕の文を読んで昔の自分を思い出すことができたかな。では、私はこれを大人になって読むのを楽しみにしたいと思います。あーややこしい。
収録:筑波大附駒場中学校44期卒業文集 P242〜
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